子どもに与えるのは携帯ゲーム機かコンピュータ(タブレット)か。創造することの喜びを感じる環境作り。

一昨年、娘も連れてイベントに参加しました。その際、他の参加者の子どもたちもいて、子ども同士集まって遊んでいたのですが、私の娘以外が皆、ニンテンドー3DSを持っていて、外にいるにもかかわらずずっとゲームをしているのです。人気のある同じゲームをしているらしく、ときどきゲームについての会話をしているのですが、同じ空間に集まっているにもかかわらず、個人でゲームをしていることに少なからぬ衝撃を受けました。

私は娘にはニンテンドー3DSは買わないと伝えています。娘も本当は買ってほしいけれど、我慢してくれています。寂しい思いをさせてごめんね。携帯ゲーム機を買い与えないのは、基本的にゲームをプレイするだけの受け身になってしまうことを危惧したからです。

思い出せば、私が子どもの頃、当時はファミリーコンピュータファミコン)が流行っていましたが、両親は買ってくれませんでした。その代わり、私と親が半分ずつお金を出し合って、コモドール社のVIC-1001というマイコン(当時はパソコンとは言いませんでした)を買いました。VIC-1001の定価は69,800円。当時、最も人気のあったNECPC-8001の定価は168,000円でしたので、破格の値段でした。

親からは少し教えてもらった程度で、あとは独学でBASICというプログラミング言語を使って、ゲームや占いソフトなどを作っていたことを思い出します。占いソフトは中学校の文化祭などで人気があったんですよ。雑誌に掲載されていたプログラムを8時間以上かけて打ち込んでいたのも懐かしい思い出です。社会的に「マイコン少年」が話題となった時期でもあり、雑誌の取材を受けて掲載されたこともありました。

時がたち、大学では法学部に進学し、紆余曲折を経て今の仕事につきました。結局、パソコンに関係するIT業界などには進みませんでしたが、コンピュータをそれなりに使いこなし、自分自身の活動に役立てることができています。自分自身がいつまでコンピュータの進化についていけるのか、今でもひとつのバロメーターにしています。

私がコンピュータに出会ってから約30年が過ぎて、今度は私が親の立場になりました。カエルの子はカエル。ゲーム機にはない魅力を体験している私は、やはり娘には携帯ゲーム機は買い与えたくはありません。

昨夏開催された、愛知ワークショップギャザリングで、子ども向けのプログラミング言語Scratchの基本を親子で教えてもらいました。わずか10分程度でしたが、およその仕組みは理解したので、自宅で本を買ってきて始めることにしました。パソコンも考えましたが、ちょうどiPad向けにScratchJrが公開されたところだったので、まずはiPadから始めることにしました。

amazonでScratchの入門本を購入し娘に渡したところ、自分で本を読んでScratchのブログラミングを始めました。最初に少し教えたあとは、自分で学び、考え、試して、経験から学んでいました。最初は本に書かれているようなキツネくんが活躍するゲームを作りましたが、その後は、自分でキャラクターをデザインしたり、オリジナルの少し複雑なゲームも作るようになっています。今でもときどき、いいアイデアが浮かんだ!といって、メモするようになりました。

5才からはじめる すくすくプログラミング

5才からはじめる すくすくプログラミング

 

 先日、娘が私に言いました。パパ、iPad使わせてくれてありがとう。他の子はiPad持っていないから、面白いって言ってたよ。私、人気者だったよと。