「非営利団体の資金調達ハンドブック」(徳永 洋子 著)出版記念セミナー

5/11(木)に日本財団ビルで行われたCANPANセミナー非営利団体の資金調達ハンドブック」出版記念セミナーに参加しました。

 「非営利団体の資金調達ハンドブック 」徳永 洋子 著(時事通信社

http://amzn.asia/8iEUerX

非営利団体の資金調達ハンドブック」出版記念セミナー

http://canpan20170511.peatix.com/?lang=ja

 私は、昨年4月から、非営利団体NPO)を支援する仕事を担当していますが、この1年でいろいろ書籍等を読んで学んできました。ビジネス書や仕事術の講師もしている私が、NPOに関する書籍を探すなかで気づいたのは、いわゆるハウ・ツー本が少ないということです。

もちろん、ハウ・ツー本がないわけではありません。いわゆる手続き(NPO法人の設立認証、税金、労務など)についての本は、まだまだ難しいものが多いものの、出版されています。これに対して、非営利団体の抱えている課題は、資金がない、広報力がない、人材がいない、という「3ない」です。そういった悩みを解決するための具体的なハウ・ツー本が少ないのです。

いわゆるNPOの方は、非常に前のめりの方が多くて、自らが取り組んでいること、行いたいことについては熱く語ります。しかし、その活動を継続、維持するために必要な事務や資金調達、広報などについては苦手な方が非常に多い印象があります。その意味で、本来やりたいことにできるだけ時間を割き、資金調達や広報について短期間でノウハウを学ぶ本として、現時点で本書は最適な本だと思います。

著者の徳永洋子さんの語りも、とても熱い想いが伝わってきました。しかし、実際の著書では、普通の!?売れるビジネス書同様、難しいことをわかりやすい言葉で書かれていました。

この点について、セミナーの中で、出版社の編集者の方、そして本書が出版されるきっかけとなった出版セミナーを主催された方から、伝えたいことよりも、読者が読みたいことを書くといったアドバイスがあったとの話もありました。熱い想いをそのまま書いても伝わらないことが多いですし、専門用語のままでは読んでもらえません。その意味で、今回の出版は、熱い想いを持った著者がいて、その言葉を「翻訳」を手助けする方たちがいたということで、「翻訳」してくれる人材の重要性を再認識しました。

なお、5/18(木)には、NPO法人企画のたまご屋さんによる「NPOが本を出すということ~ファンを増やそう!!どんなことが、本になるの?」というタイトルで、NPOのための出版セミナーが開催されます。

NPOが本を出すということ~ファンを増やそう!!どんなことが、本になるの?~(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2017年5月18日(木)夜・東京 | Peatix

本書は、発売から1か月強で重版が決まったとのこと。これから非営利活動を始める方にとって文字通りハンドブックとなるとともに、すでに活動をされている方も、いまいちど本書を読んで自身の活動を振り返る機会になればいいと思います。この本を題材に、勉強会などを開催できるといいですね。

f:id:solworks:20170514172739j:plain